戦略コンサルタントへの転職を目指す方のための必読書。コンサル転職へのおすすめの本をご紹介。コンサルタントへの転職、コンサルケース面接の対策にどのように活かすか?も解説しています。
外資系戦略コンサルティング会社BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)出身の戦略コンサルタントが巷に溢れる“ケース対策”又は“コンサル”と銘打った素敵な本たちを読み解き、「どのようにコンサル転職に活かせばよいか?」「ケース対策に活かせばよいか?」を解説していきます。
もちろん、「この本は読む必要はありません。」まで。
コンサル転職対策に欠かせないWeb教材
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※「僕の答え」が書いてあるため、他の人に教えたくない!と言われております
ATカーニーの日本代表であられる「梅沢高明」さんが編著された本で、この「シナリオプランニング」以外にも、「コスト削減」「営業戦略」「業務改革」もある。
テーマもだが、この梅澤さんに興味がある、この本をまず、読むことにしました。
最初に興味を持ったのが、奥様が、
ビジュアルアーティスト
Sputniko!
(スプツニ子)
http://sputniko.com/biography/
であること。この“スプツニ子”さんもタダモノではない感満載だし、梅沢さんも、なんか“天才”臭満載なので、惹かれる。
さて、本題に戻りますと、ココを読んでほしい。
63ページ:第4章世界の酒類・飲料業界の変化
あ、忘れてましたが、「ケース対策」という意味では読む必要はないですが、前も書きましたが、「未来予測」「シナリオプランニング」はコンサルタントの付加価値が出やすいですし、単純に、面白い。
読者にとってピンと来やすいテーマなので、この章は読みやすいはず。
それ以外は、「地銀」「インド市場」「電力」などなので、このテーマから始めるのがよいと思います。
この本を読むのであれば、同じ著者である津田久資さんが書かれた
あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか?
を読むことをお勧めします。
だって、だって、だって、
同じこと書いてあるんだもん
著者は、ATカーニー日本法人会長
梅澤高明さん
「最強のシナリオプランニング」という本を前に出していたことからも推察されるように、この分野が得意な事は勿論ですが、“大好き”感が伝わってくる。
もうお分かりかと思いますが「ケース対策」という意味では読む必要はありません。
思考法や仕事術というよりは、
グローバルエリートってどんな感じで、どうやったら、なれるのか?
なので、それを知りたい人にはお勧め。
コンサルってどんな仕事? 一言でいうと、
知的水商売
コンサルと、ホステス/ホストに求められる能力は似てる、お話しは続いていきます。
ここら辺は、だれもが知っている?ので、面白くもない。
外れ本かな?と思っていたら、
111ページ:解雇するときも相手にやさしく
コンサル本でたぶん、唯一だと思うが、コンサルを退職する≒アウトになるときの、「雰囲気(やりとり)」を垣間見ることができる。
コンサル転職を目指す人にとっては、この数ページを読むだけでOK。
もちろん、ご存じ「畑村式わかる技術」という名著を書かれた、失敗学の権威「畑村洋太郎」教授の本。
まず、「ケース対策」という意味では読む必要はないが、「コンサルタントとして、いい感じになる」ためには必読である。
コンサルタントとして、「クライアントが長年悩む問題に取り組む時」どのように解けばいいか?考えていけばいいか?、畑村教授独特のわかり易い語り口で書かれている。
さて、本題に戻りますと、ココを読んでほしい
21ページ:「考え」とはどういうものか?
さまざまな要素が結びついてある働き(機能)をする構造を持ったもの
すべては要素・構造・機能で表現できる
トラックの例を用いて、非常にわかり易く書いてくれている。
物事を考える際、この分解をしてみるということは非常に大切なことだ。
ベイン・アンド・カンパニーと、ベインの東京オフィスの代表の火浦さんが書かれた本。
「戦略コンサルタント転職必読書 ~ケース対策のヒント55~」の時に
なんで、取り上げなかったのか?
と思うほど、良書すぎてびっくりした。
ケース面接対策として読むべき箇所は、1章と2章。
特に
57ページ:第2章にある
企業の差別化の源泉15類型
は、すごく勉強になるし、
ビジネスケースを考える上で、参考になるフレームワークになりえる。
コンサルタントの方や、ビジネスという観点でいえば、全部読むべきですよ、勿論。
この本はめちゃくちゃ、整っているし、ベインっぽい。
価値に拘り、まさに本の題名にあるように「企業価値を4倍にする」ことを小学5年生のようにまっすぐに目指す、ベインを体感できるはずだ。
こちらも2017年に発売された、ベイン・アンド・カンパニーの本。
まず、最初に行っておくと、
「ケース面接対策」
という意味で読むべき箇所はゼロ。
読む必要はありません。
しかしながら、この本は現役のコンサルタントにとっては、面白すぎる本と感じるはずだ。
帯に書いてあるのだが、
「働き方改革」では組織の
生産性は上がらない。
アウトプット最大化のカギは
「Aクラス人材」の配置である。
とある。「大企業病」から、如何に脱するか?この本で学べます。
繰り返しになるが、ケース面接対策には、1ミリも為になりません。
アクセンチュア株式会社の代表取締役 江川昌史さんの本。
ケース対策には1ミリも役に立ちませんが、コンサルの中で、異才を放ち・絶好調なアクセンチュアを垣間見るのに途轍もなく良い本です。
アクセンチュアは
BCGの規模の20倍もある。
だから、「夜中まで、働け!」では、いい意味でも悪い意味でも済まされない。
コンサルティングワークという「そもそも、めちゃくちゃハード」である中で、
いかに、生産性を高め、
ハードすぎないファームにするか?
が描かれている。
実際、アクセンチュアのMDの方と話す機会があるのだが、苦しみながらもそれを見事に実現しているから、本当にスゴイ。
コンサルというハードな世界に飛び込みたいけど、ハードすぎるのは家庭・家族的に困る的な方は、まず、読みましょう。
そしたら、間違いなく、第一志望がアクセンチュア戦略になることでしょう。
実際、戦略×テクノロジーなら「1番」ですし、本当におすすめなファーム。
私の師匠の「佐々木さん」と、完全同期の「高部さん」。
そして一緒に仕事したことのある「山形さん」とか、何だか、仲良くしていた皆さんが書いた本。
だからといって、甘くするわけではないが、
保険だけじゃなくて、
金融出身者がコンサルを
受ける場合は
絶対に読んだ方がよい。
まず、ケース面接対策も大事だが、疎かにしがちなのが、
自分の業界のお勉強
である。特に金融出身者は「その過ごし方」で知識のつき方に雲泥の差があるため、面接すると、、、
あれ?この人、金融のことわかってない?
と思われてしまう。
それ自体では落ちないのだが、金融を知らないまま、仕事をしてしまうひとである!という示唆をくみ取り、だいたい落ちる。
ので、きっちり、勉強しましょう。
マッキンゼー出身の異才「朝倉祐介」さんの本。
まず、私は繋がってないけど、うちの弟とFBで繋がっているよしみで、「さん」付けで呼ばせてもらうと、
朝倉さんの本、
めっちゃ、むずい。
そうそう、この本=「論語と算盤と私」
と思って、この本もきっとそうだろうなと思いつつ、でも、やっぱ、読んではみたいと思い、この本をぽちり。
したら。。。
分かりやすいやん。
なにより、オモロイやん。
正直、たぶん、マッキンゼー出身だし、弟と繋がっているくらいだから、友達にはなれないタイプだと思うけど、前の本とは違うテイストで、めちゃくちゃ好き。
いや、友達になりたい。
ということで、コンサル面接という意味では、ほとんど必要なさそうに見えるけど、根底に流れる「数字」の強さとか、PLやBS的な会計的な意味をセンスで掴む上で、必読だね。
読みましょう。
コンサル転職対策に欠かせないWeb教材
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フェルミ推定、ビジネスケース、志望動機など「ケース面接」対策教材の決定版の全てがここにあります。
※「僕の答え」が書いてあるため、他の人に教えたくない!と言われております