ケース面接対策とは?

コンサルケース面接対策のイロハ

ケース面接対策のイロハを丁寧に解説

 

コンサルティングファームの面接は、一般の面接とは違い「特殊」で、世間ではよく、“ケース面接”と呼ばれるシロモノ。

 

このページでは、具体的にどのような対策をすれば、良いか?の全体像を「ちょっと細かいかな?」というくらい丁寧に載せています。

 

ので、コンサル転職の道中も、見て頂けると良いと思います。

 

ファームで多少異なりますが、コンサルティングの面接は、

  1. 部屋に通されると、少し“能面”っぽいマネージャーが登場し、2-3分、アイスブレイクをしてくれる
  2. その後、「じゃー、ケースやりますね」と、始まる
  3. その後、その題材で30分間議論し、撃沈 or ワクワク
  4. 礼儀として、「質問ありますか?」と聞かれて、面接終了
  5. 結果は2-3日後に、エージェント通じて教えてもらう。基本、FBは無い

 

といった感じです。

 

では、まず、実際にどういうケース問題が出題されるか?をご紹介致します。


知っておくべき7つの例題

コンサルティングファームの選考で実施されるケース面接では、「実際にどのようなケース問題が出るのか?」をご紹介。

ここに紹介する7つの例題に「コンサルタントとして活躍できる人材」であることを証明できるような答えを導き出し、それをきちんと伝えられるようになればケース面接を突破できるだけでなく、コンサルタントになった後にも間違いなく活躍できる。



こんな題材を通じて、議論をし、コンサルタントしての素養があるか?を判断される。

 

それが、世に言う、「ケース面接」というものになります。

 

では、具体的にどのようなことをコンサル転職対策(あえて、ケース対策と言わず、少し幅広く、書きます)としてすれば、良いか?を説明していきます。


A まずは「コンサル入社したい日」を決める。

まず、ここから、全てが始まります。

といっても、コンサル転職を進める中で、前後はします。

 

決める上で、まず、知ってほしいのは、対策などを含めずに、「面接」だけで、

 

3か月

 

かかるということ。

 

5社~10社は受けますし、かつ、忙しい中、面接に行くことを考えると「週1」が関の山。

 

なので、結局3か月。勿論、受ける先を絞り、1か月でやることも可能ではあります。

 

加えて、オファーを無事獲得してから、「退職交渉&引き続ぎ期間」と(僕が強くお勧めしている)「英語短期留学」を加味して、入社日を決めるとベストだと思います。

 

例えば、2月1日に、エージェントとしての僕と面談し、「コンサル転職します!」となったとすると、こんなスケジュール感です。 

  • 2月~3月末=書類作りを含めた、コンサル転職対策
  • 4月~6月末=実際の面接実施(道中も、対策は継続)
  • 7月~8月中=退職交渉&引継ぎ
  • 9月~10月末=英語留学
  • 11月1日=コンサル入社日 

これはゆっくり目のスケジュール感ですが、これから、説明する対策をご覧になれば、「まぁ、そのくらいはかかるか。いや、かけたほうがいいね。」となるはずです。


B 書類を作る。

作る書類は、「履歴書」「職務経歴書」「志望動機」の3点となります。

 

それぞれ、書類毎にポイントがありますので、簡単にではありますが、載せておきます。

 

履歴書
  • まず、必ず、写真は貼ろう。
    就活の時はあれだけ、当たり前のように写真を貼っていたのに、なぜか?コンサル転職だと、貼らない人がいます。
    当たり前ですが、会う前に「顔を知ってもらう」ことはプラスです。 
  • 次に、可能であれば、「志望動機」欄のある、フォーマットを使い、「なぜ、コンサルを志望するか?」を書くのはプラスです。
    それは、後にも触れますが、「志望動機書」がマストのファームは数社しかないため、あえて提出しない限りは、文字として、示す場所がないのです。
  • これは言わずもがなですが、年月など、間違いがないようにしましょう。
    アクセンチュアなど「履歴書」チェックが厳しめのファームは、「留年」など空いた期間は何を?と必ず、聞いてきますので、ちゃんと書きましょう。
職務経歴書
  • この辺りからは、ちゃんと添削しないと、差が出てきてしまうので、書くためのヒント!くらいで、読んでください。
    うちのエージェントの候補者は勿論ですが、考えるエンジンの生徒の分も、必要があれば、僕が添削しています。
  • 最初にサマリーは必ず載せるし、それが「勝負所」と認識しましょう。
    ここは、毎回、僕が丁寧に添削しています。
    なにせ、ここを読んで、先も全部読むか?が決まりますからね。
  • 職務歴は「最新」から書き始め、遡る形にしましょう。
    読み方としては時系列でもいいのですが、当然、新人時代よりも、直近の方が「濃い仕事」をしていますので、アピールの上でも、その方が、断然に良いです。
志望動機
  • 志望動機は、めちゃくちゃ大事ですので、しっかり書きましょう。
  • 実際にエントリー時にマストなのは、DIを含め、数社ですが、礼儀として・受かるためにも、全ファーム分、書くことをお勧めします。
  • 「なぜ、コンサルタントを志望するのか?」をきっちり考え抜いて、一方で「なぜ、御社か?(ファームか?)」は“とってつけた”感じでOK。
    コンサル未経験者にとっては、各ファームの違いは分かりづらいというか、どんだけHP読んでもわからないから。

C 筆記テスト

筆記テストは過去5年に比べると、易しくなっております。

 

なぜか?

 

ベインがウルトラ難しい筆記テスト&オフィス実施をやめたから。

 

そのため、通過率も高まっております。

 

今までは「勉強したところで、落ちています」でしたが、「勉強したら、通ります」に変わりました。

 

昔、うちの生徒で、難しい筆記のベイン時代に、中国のアプリを活用し、GMATの過去問を入手し、問題と答えを丸暗記する“荒業”をしている人がいたほどでしたから。

 

コンサルの書類通過ができる学歴がある方なら、ちゃんとやれば、通るようになりました!


D フェルミ推定

このコトバが全てを物語っております。

フェルミ推定を制する者は、コンサル転職を制す

ですから、

受験勉強のように、フェルミ対策をする

が、本当に大事になってきます。

 

先ほど、見てもらった通り、出題されるお題は7種類あります。

 

大きく分類すれば、「フェルミ推定」と「ビジネスケース」

 

意味づけを説明すれば、

 

フェルミ推定で、20名から3名に絞り、ビジネスケースで、3名から1名に絞るイメージで思っておくと、対策を間違えません。

 

繰り返します。

 

受験勉強のように、フェルミ対策をする

 

僕らがフェルミ推定関連で、お役に立てるコンテンツは下記の4つです。

ぜひ、ご覧ください。

フェルミ推定の罠

お作法であり、必ず、読みましょう(なので無料)

=お作法であり、必ず、読みましょう(なので、無料)

考えるエンジンちゃんねる

「フェルミ推定」の対策で、ハマる、忘れる、やっていない罠


著書「フェルミ推定の技術」

「フェルミ推定の技術」を体現することがコンサル転職を成功させるカギ。

「超」悪魔のフェルミ推定

実際にコンサルティングファームのケース面接で出題された4問を題材に解説。

続・悪魔のフェルミ推定


E 考える力→ビジネスケース

コンサルタントになるためにも、コンサルタントとして成功するためにも最も大事なのが、

 

考える力

 

です。

 

ケース面接の評価は「ケースに対する答え」ではなく、面接官との「議論の仕方」で決まります。

 

なので、しっかり、「考える力」を鍛えておかないと、当然、面接官から「この人は、コンサルの素質ないな!」と思われてしまいます。

 

この「考える力」を最も得意としているのが、私であり、

年間500人以上が受講する「考えるエンジン講座」です。

ので、是非とも、無料相談にいらしてください。


 

加えて、僕らが提供しているコンテンツがありますので、ぜひ、ご覧ください。

 

考えるボン

悪魔のケース対策



F 過去問

コンサルティングのケース問題は、面接官に一任されておりますので、色々な問題が出題されます。

 

しかし、面接官としても、「同じ問題」のほうが、評価しやすいですし、なにより、ウルトラ忙しい中をかいくぐって面接するため、同じ問題のほうが、ストレスが無いのです。

 

加えて、同じ問題で、それがバレていたとしても、あくまで評価しているのは、回答ではなく、”議論、議論の仕方、考え方” であるため、心配ない。

 

ので、同じ問題が結構、出題されます。

 

ので、転職エージェントから教えてもらい、対策をするのが良いでしょう!

 

ここで注意が必要なのは、過去問を貰ったとしても、「正解は何か?」「良い議論とは何か?」を理解しておかないと、意味がありません。

 

弊社の転職エージェント251CAREeRでは、当然ですが、僕と、そのお題で議論もしますし、事前に解いて頂き、添削も行います。

 

それを通して、回答ではなく、「議論」「考え方」を習得して頂きます。

 

下記に、僕の転職エージェントと、過去問勉強に適したコンテンツをご紹介しておきます。

 

転職エージェント

過去問・問題演習



G 話し方

最後に、コンサルに限らずですが、是非とも、ケース面接対策を通じて、鍛えて欲しいのが、

話し方。プロフェショナルの話し方

です。考えるエンジン講座でも、話し方については、初回ないし、2回目に徹底的に鍛えます。

 

完全に話し方はスキルですので、苦手な方は「考えるエンジン講座」で考える力と同時に、話し方も鍛えてしまいましょう!

 


 

おまけ。

BCGでは、ホームページで「面接準備と模擬ケース」というテーマでコンテンツが公開されており、“こんな感じで進んでいきますよ!” って感じの、動画が用意されています。

詳しくは、姉妹サイトで、ご紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください。 

コンサルHP探索。まさかの、BCG編。
「面接準備と模擬ケース」についてはこちら

ケース面接7パターン解説

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