コンサルタントへの転職を目指し、転職準備のためご受講いただいた受講生の方々が “まさに、むじゃきに” なげつけてくれた多くの質問。その中から厳選した99個をピックアップして、お答え致しました。
Q40. なぜ、世界一周に行こうと思ったのですか?
それは、高校1年の時に立てた夢のひとつだったから。
「手ぶらで、年収1億円」
「世界一周」
「社長になったら、車の免許」
行っちゃいました。
Q41. なぜ、コンサルティングファームは必要なのでしょうか?
この質問した人はきっと「恋愛相談」をした事がないし、されたこともない、哀しい人なんだろう。
人は相談したいもの。
偉くなれば、なるほど、責任も重くなるのだが、相談できる人は極端に減る。その筆頭が、大企業の社長なのだ。その「恋愛相談」。。。じゃなかった「戦略相談」を受ける人、必要だと思いませんか?
もし、思わないなら、恋愛してから、出直してこい!(笑)
Q42. 顧客に「ソリューション」を提供する際、顧客を "やる気" にさせるために、大事にしていることは何ですか?
これもありがちな誤解。
コンサルティングファームはオラクルやサップに代表されるように「ソリューション」を提供できるわけではないし、するつもりもない。
入社1か月後に、当時プリンシパル、現パートナーの木村さんから言われた言葉
なるほど、こうきましたか。
プロダクトインではなく、
マーケットアウト。
こんなソリューションがあるから、それを誰が使ってくれるかな?と考えるプロダクトインではない。と言われたのを思い出しました。
そう、
コンサルにソリューション無し。
とかいうと、「紙だけで、結果につながらん」とか言われそうだが、それは、また、別の質問をされた時にお答えしましょう。
Q43. シゴト後の「飲み会」はどんな感じですか?
基本、無い。
シゴト後=“午前様”なので、そこから、チームメンバー以外と呑むことは少ない。チームメンバーとは、プロジェクトリーダーを中心に、ケースが終わった時に行う=ケースアップや、クライアントミーティングが終わった日のランチなどでご一緒することがある程度。
しかし、“親友”ができた場合は、その限りではなく、予定を合わせて、呑みに行く、遊びにいくことはあります。
Q44. 戦略コンサルファームに入るには何が必要でしょうか?
「セクシーな考えるチカラ」があれば、後はイラナイ!
と言いたいところであるが、そうは問屋が卸さないのが現実。
それ以外に必要なのが、「学歴 and/or トップ企業在籍経験」。
トップ企業の社長や役員クラスから「相談」を受けるのがシゴト。だからこそ、「分かり易い」「3秒で分かる」優秀さファクトが必要。一緒にシゴトしたら「優秀だと分かる」では遅いのである。
クライアント
田中さんは前職どこなんですか?
田中さん
トヨタです
これ以上、説明がイラナイ。
それが素敵なのだ。
そして、「採用の効率化」の面でも、学歴は必要となってしまう。
ケース面接には少なくとも1時間の「プロジェクトリーダー以上の時間」がとられる。
ので、年間に面接できる数が、自ずと決まってくる。ので、止むを得ない。
Q45. コンサル業界に何を目的に転職すべきですか?
「勝手にしろ!」、間違えた・・・
「人それぞれ!ざます」
しかし、「入りたい!」と面接を受けるわけだから、それなりに「愛を示しましょう」。「戦略コンサルとして大成するポテンシャルはあるか?」を見てるわけですから、その意味でも“コンサルへの熱き想い”はあるに越したことはありません。
個人的には、内心、「経営者に、社長になるために、コンサル2-3年経験したい」とか、「単純に、給料が上がるし、なんか”外資コンサル“ってかっこいい」とかあるかもしれませんが、それを表にわざわざ出す必要はない。私も、BCGの最終面接で植草さんというパートナーから、ケースが終わったあと、こう聞かれました
植草さん
高松さんは、3年で次を目指す?、それとも10年でパートナ目指す?
私
もちろん、10年続けて、パートナーを目指します
と内心は起業したいと思っていましたが、笑顔で言っていたのを覚えています。
結局、8年間もBCGにいさせてもらいましたし、そもそも、入って暫くしたら、ずっと続けて、パートナーになりたい!と思うようになってましたね。
ちなみに、「コンサルティングファームの“パートナー”」への未練はまだある。
あ、これは「内心」のお話。
Q46. 「アイディア」が出てこなかったときの“かわし方”“逃げきり方”もしくは、そこからのリカバリー対策は?
アイディアが出ない!というのは「クリエイター」的なコトバの使い方ですが、コンサルでいうと「パッケージ(討議資料)」がイケテナイ時によくある“かわし方”。
それが、「別冊」宝島 ならぬ、
「討議資料(別冊)」
通常は30枚の“至極の資料”で戦う。しかし、それに自信がない。その時にしてしまうのが、これ。
“事例”やら、“(無駄な)分析グラフ”などを盛り込んだ100枚パッケージをつくり、「我々は、1週間の間で、こんなに汗をかいてきたんです」感を出す。
ちなみに、気持ちは分かりますが、これは“ドツボ”です。
なぜなら、どんなに時間をかけようとも、“くっそ”高いコンサルフィーを貰っているので、“時間”では到底、割に合うことは無いから。
Q47. ケース面接対策にお勧め本があれば、教えてください。
良く聞いてくださいました、お嬢さん。
下記の「考えるボンっ」をご覧ください。
https://www.kanataw.com/kangaeru-bon/kangaeru/
本を見て頂くとわかりますが、
ケース対策は“考えるチカラ”を鍛えるに、他ならない
近道は無い。ショートカットは無い
ということになります。
Q48. 面接の最後に「何か、質問ありますか?」と言われたら、どのようなことを聞けばいいのでしょうか?
この質問自体は「とりあえず、締めたいので、言っている」だけなので、特段、正解があるわけではない。が、個人的には「この質問は無し」というものはあります。
その代表例が、これ
今日の面接のフィードバックを
ください
非常に前向きで "文字面" 的にはいいのですが、その場で途轍もなく良くなければ、合否は言えないので、その上で、フィードバックはやりづらい。し、なんか "成長バカ" = 成長を貪欲に求めすぎる。にも見えちゃうと、コンサルに向いていない印象も。
Q49. 「筆記試験」はどの程度選考で重視していますか?
10年前と比べると、残念ながら比重は高まってきています。
というか、“ちゃんと”対策が必要です。
昔以上に、コンサルティングファームが市民権を得てきており、転職を希望する方も当然、増えてきています。その分、昔では出会えなかったモンスター級のポテンシャルを持つ方か、箸にも棒にも・・・までアプライするようになりました。結果、それを見極めるために、必ずといっていいほど筆記試験もしていますし、「考えるエンジン講座」受講生の結果からすると、「経営共創基盤」は10人中3人しか、通過していないのも事実です。
「東大」「MBA卒」「トップ企業」のうち、当てはまることが1つ以下の人は本気でやりましょう。
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