コンサル用語001
◆ グローバル化は「緒についたばかり」である
意味:始めたばかり、的な意味と思う
「グローバル化はまだまだ」とスライドに書いていたのを見て、おもむろに加藤さんが「これだと、批判している要素が強い」から、言葉を変えるね。と、赤のVコーンで書いた。それが僕の人生を変えた。
コンサル用語002
◆ 組織の「筋肉質化」を目指す
意味:いまどきでいえば“リーン”、的な意味と思う
ライザップや、細マッチョが市民権を得る前から、 使われている表現。
贅肉・脂肪=無断なプロセス・部門を無くすの意味。
この表現の妙も「クライアントをイラっとさせず、メッセージを飛ばしている」点。
コンサル用語003
◆ 「隗より始めよ」
意味:クイックヒット、的な意味と思う
企業変革PJなどで、中長期的な成果に加えて、短期的な成果を あげていこう!(のほうが、モメンタム生まれるし、PJも続く)
その時、クイックヒットだと「早いが、インパクト小さい」の意味が入ってしまうため、 そんな時に使うのが有効。
コンサル用語004
◆ 人事制度変更こそが「改革の一丁目一番地」
コンサル用語005
◆ 「牧歌的」経営
意味:危機感もなく、タイム イズ スローな、的な意味と思う
用語を書き始め、メッセージはシャープにグサッと行きたいが、 「クライアント愛」は込めたい。
その悩みを解消する言葉なだろうな。
“君って、おっとりだよね”だと、マイナス成分含まれるけど、 “君って、牧歌的だよね”って言われると、プラス成分が多めに聞こえる。
コンサル用語006
◆ 「橋頭堡」をいかにつくるか?が論点
意味:AWAYな地(国など)に乗り出すための拠点的な、意味と思う
まず、読めなくない?これで、「きょうとうほ」と読みます。
中国マーケットに商品展開するための「橋頭保」をどう作るか? とか、スライドのメッセージに書きたくなりませんか?
僕は書きたい。
コンサル用語007
◆ 「自家薬篭中のもの」とする
意味:いつでも好きなように使うことができる的な、意味と思う
「じかやくろうちゅう」と読むのですが、私はスライドには書いたこと ありません。
アクセンチュアの仲良しなシニアマネージャーが 「実際に見かけた!」というので、採用しました。
コンサル用語を「自家薬篭中のもの」として初めて意味がある。
コンサル用語008
◆ 「サプライヤーロジック」の罠
意味:“作り手”最適になってしまい、“買う”最適になっていない、的な意味と思う
そのスライドは「サプライヤーロジック」だよ!とか、使います。
2020年2月1日10時からの講義に来てた、桒田さんがこの言葉を知らなかったので、 載せておきます。
コンサル用語009
◆ 仕組み・仕掛けを「詳らかにする」
意味:明らかにする
BCGでお世話になった、桜井さんが使っていた言葉。
読み方は「つまびらかにする」です。
ただただ、明らかにするを“カッコつけた”言い方。
コンサル用語010
◆ 今の人事制度は「制度疲労を起こしている」
意味:時代が経ち、その時は良かったが、ダメになっている状態、的と思う
ヒトに使う表現を違う対象につかうことで、より“ピンとこさせる”代表例。
「制度がイマイチになっている」というと、例のごとく、強すぎる。
そんな時に、過去の設計が悪かったわけではなく、あくまで“疲労”=長く使ってきたから、ダメになっただけ!を表現している。
コンサル用語011
◆ 「三遊間に落ちる」案件を拾いましょう!
意味:ぽっかり、どの部署がやる案件か?分からず、手つかずになる、的な意味と思う
野球用語の転用はクライアントに刺さりやすい。野球世代の50代、60代を相手にすることが多いので、積極的に使っていこう。でも、あと10年もすれば、“その戦略は「オフサイド」か?”とサッカー用語全盛になるかな?(ならん)
コンサル用語012
◆ 「ポテンヒット」が起きているだけ
意味:偶然の産物で案件が獲れる・獲れた案件、的な意味と思う
営業などが仕組み化されてないのにある程度、実績が出ている様 =営業の「ポテンヒット」に甘えた構造、とかいうとセクシー。
コンサル用語013
◆ 「一本足打法」からの脱却
意味:ヒット事業ひとつで売上を作っている様、的な意味と思う
世界の王貞治。クライアントの世代にはバチコンささる、王貞治。
一つの事業に頼った経営の限界よ!というわけだが、世界の王に例えられるわけ だから、心地よい。
こういえば、嫌なことも受け入れられやすいという典型例。
コンサル用語014
◆ 「打席に立つ」ことが大事
意味:あーだ、こーだ考えてしり込みせず、やってこうぜ!、的な意味と思う
これは日常的に使うので、コンサル用語でもありませんが、戦略も最後は“やってみないと!”になる。
そんなときに、「打席に立つ大事さ」とかをスライドに書き、口では「やった後悔は日に日に減る」と林真理子さんの名言を添える。
コンサル用語015
◆ M&Aの「選球眼」
意味:複数のオプションから、いいものを選ぶ力、的な意味と思う
解説者が言う「このバッターはいい選球眼をしている」の、転用。
しかし、実際は「選球眼の良さから、フォアボールで出塁」的なのが多いから、 厳密に考えると、使いどころは狭い。
というか、ビジネスの“フォアボール”って、なんだろう?
コンサル用語016
◆ 事業存続の「天王山」
意味:大事な局面、これを超えたら先が見えてくる状況、的な意味と思う
サッカーでいえば、「負けられない戦いがここにある」と同じだろう。
社長プレゼンが天王山、と話し言葉では言えなくもないので、覚えておこう。
コンサル用語017
◆ 成長のための「筋肉痛」
意味:成長のために避けられない苦労、的な意味と思う
成長のための「筋肉痛」を「成長痛」と呼びたいが、 じっくり考えると、ジムトレーニングしなくても、成長痛は起こる。
逆に、”ベンチャー起業の成長痛“ってのはピンときますね。
コンサル用語018
◆ 「血肉化する」
意味:経験や学びを、まさに消化にエネルギーや土台にする、的な意味と思う
野球用語でもありませんが、これもよく使います。
“MA失敗を「血肉化すべき」”など、「~学ぶ」だと、おこちゃまっぽいので、 それをセクシーに表現したもの。
コンサル用語019
◆ イノベーションの「旗手」
意味:あるエリア、業界、取組みの先頭、的な意味と思う
オリンピックの開会式の旗を掲げて歩く、あれだと思う。 旗手は目立つ。旗手は旗を持つから重くてツライ。など、 改革にチャレンジするひとが矢面に立つイメージを捉えたナイス表現。
コンサル用語020
◆ 市場を「席捲する」
意味:ブームや変化をリードする、起こす、的な意味と思う
野球界を席捲するとか使いますよね。実際調べてみると、ちょっと 「対象となる範囲を片端から勢いよく自分のものにしていくさま。」だそうです。 この“片っ端から勢いを自分のものにする”って表現、お見事するぎる。
(
席捲(せっけん)の意味や読み方 Weblio辞書)
コンサル用語021
◆ 「胸つき八丁」の事態
意味:土壇場、ぎりぎり、的な意味と思う
勝手に、胸に包丁を突き付けられている意味かと思ったら、調べてみたら、 全然違った。
登山で富士山の頂上付近の八丁(=872メートル)で険しい道のこと、 だってさ。
知らないこと、いっぱいありますね。ほんとに。
コンサル用語022
◆ ここが事業推進の「分水嶺」
意味:右・左、やる・やらない、成功・失敗などの、分かれ道、的な意味と思う
読み方は「ぶんすいれい」。これぞ、コンサル用語の代名詞。
分かれ道、分岐点と言わずに、「分水嶺」。
いやぁ、メッセージに書きたくなりますよね? 僕はなっちゃいました。
コンサル用語023
◆ 新規事業は「桃栗の如し」
意味:桃栗3年、柿8年の応用・転用で、結構、時間かかるよ!、的な意味と思う
EYストラテジーのサロンメンバーから教えてもらった言葉。
こういう調べなくても、意味がぱっと分かる用語は書き言葉として優秀。
“桃栗3年、柿8年”の転用。とすれば、柿ほどにはかかりませんの意味も 入っていることでしょう。
コンサル用語024
◆ 「ルビコン川を渡る」
意味:大きな決断をする、戻ってこれない道を踏み出す、的な意味と思う
スライドで御用達ですが、それ以上に発言として、“投資をするという、「ルビコン川を渡る」か?が大事ですよね。“を使いまくっていると思います。
ちなみに、ルビコン川はインドっぽい名前と思って、調べたら、ローマ帝国だった。
コンサル用語025
◆タピオカブームも「下火になる」
意味:そのままの意味ですね、下火になる、的な意味と思う
これはコンサル用語というほどでもないほど、使われてますよね。
いざ、こういう用語も意識しないと、「過ぎ去る」「減る」などの言葉を使いがちですので、 意識的に使っていこう。
コンサル用語026
◆「笛吹けども、踊らず」
意味:お誘いしても、段取り整えても、何しても、動いてくれない、的な意味と思う
使い方としては “トップダウン(=社長の鶴の一声)だけでは、事業部/現場は 「笛吹けども、踊らず」状態”。
コンサル用語027
◆「量は質に転化する」
意味:質を気にしているより、量をこなせば、自ずと質が上がる、的な意味と思う
ビジネスにも人生にも通ずる、格言ともいえるこの言葉。
質はコントロールできないが、量は頑張れば、なんとかなる。
ので、 営業改革でいえば、“「(営業が)量が質に転化する」ステージを抜けていない” みたいな 使い方は吉。
コンサル用語028
◆「不退転の決意」
意味:退路を断ち、引き返すことを考えず、やることを決意する、的な意味と思う
“経営者にはMAを実現するという「不退転の決意」が求められる”
コンサル用語029
◆「市民権を得る」
意味:新しい製品や取組み等を皆が知り、一定の信頼が獲得された状態、的な意味と思う
“コンサルティングファームも「市民権を得始めている」”と使う。
認知される、お客さんがつくなど同じような意味があるが、それよりも 「美顔器ローラといえば、リファだよね」みたいな状態で使いたい言葉。
コンサル用語030
◆「砂漠でマラソンをする」
意味:場所・市場を間違えていること、総合的に無駄な・ツライ的な意味と思う
「砂漠に水」だと、ただただ、無駄だ!の意味。
それを、「砂漠でマラソン」ということで、市場やドメインの選択の間違いを強調できる表現。
コンサル用語031
◆「揺りかごから墓場まで」
意味:そのままですが、生まれてから死ぬまで、的な意味と思う
コンサル用語でもありませんが、よく見かけます。
使い方が合っているか?は不明ですが “「揺りかごから墓場まで」のイベントを全てビジネスの種にする”=よ、リクルート!
コンサル用語032
◆「白眉」
意味:同じ業界や、同類の中で最も優れている者・物・事、的な意味と思う
エグゼクティブサマリーに是非とも書きたい二文字 「白眉」。
“EC業界の「白眉」であるAmazon” など、と使います。
コンサル用語033
◆「神は細部に宿る」
意味:細かい部分まで拘り、まさに考えぬく・作り切りなさい、的な意味と思う
僕も、みんなも大好きな言葉ですよね。「神は細部に宿る」
英語でいうと、God is in the details。建築家のお言葉ですってさ。センス凄すぎ。
コンサル用語034
◆「仏作って魂入れず」
意味:枠組みや制度を作っても、運用や浸透を考えないと意味ないよ、的な意味と思う
人事制度プロジェクトで、一度は書きたいのが「仏作って魂入れず」です。
制度 ⇔ 運用、制度 ⇔(社内)浸透などで、使うのが良き。
コンサル用語035
◆「地歩を固める」
意味:地位やブランド、立場を確立する、的な意味と思う
コンサル用語の真骨頂的な用語「地歩を固める」
“考えるエンジン講座はコンサル転職業界で、「地歩を固める」”。という風に、使うイメージ。
コンサル用語036
◆スポットコンサル市場は「萌芽期にある」
意味:まさに萌芽 = 目が出る → 立ち上がり期、的な意味と思う
ADLのサイエンティスト系コンサルタントが教えてくれたこの言葉「萌芽期にある」
辞書的には「植物が芽を出す時期」なので、そのセクシーな転用。
コンサル用語037
◆「カンブリア紀」のスポットコンサル市場
意味:多様化する、的な意味と思う
これもADLのスーパースターから教えてもらったお言葉。
文系ど真ん中の私には「古い?」という意味と直感では思いましたが、 実際はこちら。
多様化した or 拡大した or 成熟期となったの意味。
で、例えば、“研究開発型ベンチャーは「カンブリア紀を迎えている」“
コンサル用語038
◆「矮小化」
意味:実態よりも小さく見せる、的な意味と思う
恥ずかしながら、この意味は「小さくする」くらいの意味で思っておりました。
「本当は大きいのに、故意に小さくみせる」ことを指す。
なので、“その指摘は本質的ではない部分に注目し、課題を「矮小化」している” とか、となります。
コンサル用語039
◆リーマンショックの影響は「帰趨が見えない」
意味:最終的に落ち着く、的な意味と思う
この表現を使うには文学部を出なければならないのでは?と思うほど、僕の人生では出会わなかった。
けど、セクシーすぎて、タマラナイ。読み方は「きすう」
コンサル用語040
◆「虎の子」の半導体メモリ事業を売却
意味:大切な、それも隠しもっている・最後の宝物、的な意味と思う
これは日常的に使うので、良いでしょう。
コンサル用語041
◆「青息吐息」
意味:落ち込んだため息→疲れたご様子、的な意味と思う
読み方がアイドルグループのような「あおいきといき」。
使い方としては “トップが「青息吐息」状態を抜けるための仕組みがカギ”。
コンサル用語042
◆「首尾よく」遂行するための仕掛け
意味:はじめから、終わりまでうまくいった!、的な意味と思う
使い方としては “「首尾よく」、2年でコンサルタント職に昇進”。
コンサル用語043
◆「指数関数的」に伸びる事業
意味:「プロラタ」ではなく、ぐわっと伸びる・拡大している状態、的な意味
書き言葉では使いませんが、話し言葉では使うのが「プロラタ」。意味は「比例」。
なので、比例的に伸びる・増えるのではなく、「指数関数的」に伸びるという、算数がお好きなコンサルらしい表現。
コンサル用語044
◆「級数的」に社員が増えている
意味:プロラタ以上、指数関数以下な、伸び方をしている状態、的な意味と思う
調べてみると、幾何級数やら、等差級数って出てきて、そっと、グーグルを閉じました。
ので、完全に理解はしてませんが、ぐわっと伸びるぜ!の時、使いましょう。
コンサル用語045
◆「非連続」な成長
意味:プロラタ=連続ではなく、非連続で伸びる・伸びている状態、的な意味と思う
「BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術」って本の中で、たびたび「非連続」と出てくるので、好きになりました。
コンサル用語046
◆「乾坤一擲」の大勝負
意味:運に頼り、一発勝負の大勝負に出る、的な意味と思う
まず、読み方は「いぬいしんいちろう」ではなく、「けんこんいってき」
“乾選手のシュートはまさに「乾坤一擲」の大勝負だった“
コンサル用語047
◆「虚心坦懐に」
意味:斜に構えたり、疑念などなく、フラットな精神で、的な意味と思う
使い方は “過去の失敗に囚われることなく、「虚心坦懐に」に取り組むのが肝要”。
コンサル用語048
◆「斯様な状況下で」
意味:このような状況下で、的な意味と思う
これぞ、コンサルタントが無駄に難しい言葉を使って、“それっぽくみせる” 真骨頂的。
僕は使ったことない。
コンサル用語049
◆「食傷気味」
意味:同じものを食べ続けて食べ飽きる状態、的な意味と思う
好き。使い方として、“我々の顧客は「食傷気味」であり、打開が必要”。
ちなみに、読み方は「しょくしょうぎみ」
コンサル用語050
◆「着眼大局着手小局」
意味:大きなことを捉えつつ、小さなことにも拘る、的な意味と思う
BCGアソシエイト時代、よく “漢字が8つ並んだら、アウト” とか言われてましたが、これは許してくれるのかしら。
同期の折茂ちゃんが、パートナーに。おめでとうございます。
コンサル用語051
◆「勝ち馬を見極める」
意味:オプションがあるとき、その中で「勝つ」「スジ良し」を判断する、的な意味と思う
これは有名ですよね。
コンサル用語052
◆「草創期」
意味:「萌芽期」的な、意味と思う
使い方は “新規事業の「草創期」は取引先拡大が最優先“。
コンサル用語053
◆「腐っても鯛か、それとも、泥船か」
意味:苦しんでいる大企業をプラス、それともマイナスに捉える?、的な意味と思う
大企業だが、経営に苦しんでいる銀行があったとき、提携するか?という論点の時、 「腐っても鯛か、それとも、泥船か」とメッセージに書いたのが、師匠加藤さんとの思い出。
二項対立での表現は、BCG日本代表だった “御立さん” の真骨頂。
コンサル用語054
◆「オセロの隅」をとる戦略
意味:ビジネスの要所、的な意味と思う
僕らの頃は「オセロの隅をいかにとるか?」だったけど、いまでは、 「いかに相手にパスさせるか?」的に論点が変わっているらしいよ。
BCG時代からの親友、慎さんから教えてもらった、お言葉「オセロの隅」 でも、彼の言葉と言えば、「命までは取られない」「勝つコツ、コツコツ」 である。
コンサル用語055
◆「錦の御旗」
意味:大儀、的な意味と思う
読み方は「にしきのみはた」。
“本事業の「錦の御旗」をどう位置付けるか?が肝要”と、メッセージ欄に書き、60代の経営者を唸らせましょう。
たぶん、僕は今後、使う機会がありませんので、皆さんに託します。
コンサル用語056
◆「長足の進歩」
意味:ウルトラ短期間で、めちゃくちゃ進歩すること、的な意味と思う
セクシーすぎる表現「長足の進歩」。 読み方は「ちょうそくのしんぽ」です。
巨人の一歩はデッカイ一歩。ということですな。
コンサル用語057
◆「名伯楽」
意味:意味:フルゴッツ優れた人を見抜けるヒト、的な意味と思う
読み方は「めいはくらく」。 なぜか?分かりませんが、昔ニュースで見た、 パチスロ集団「梁山泊」を思い出してしまう言葉「名伯楽」
“横井のような幹部人材を採用する「名伯楽」が必要”
コンサル用語058
◆「タイミングキャッチ」
意味:買いたい!などの欲が出た瞬間を捉えること、的な意味と思う
今でもよく使う「タイミングキャッチ」。“このビジネスはタイミングキャッチがキー” などと使います。
リクルートがひと昔前、世の中にラックを配置し、雑誌を置いたのも、 一種の「タイミングキャッチ」モデルと思います。
自動販売機も「タイミングキャッチ」モデル。
コンサル用語059
◆「三竦み」
意味:みっつが絡み合い、身動きかとれないサマ、的な意味と思う
読み方は、なんとなく読めたと思いますが「さんすくみ」。
市場分析などで、“「三竦み」状態であり、打破には外圧・内圧の必要か?”
コンサル用語060
◆ユニクロ「イズム」
意味:ユニクロらしい、ユニクロの本質などのユニクロ成功の“何か”、的な意味と思う
会社名+イズムをつけることで、その会社の精神を総じて表す、造語。
ケース序盤で使うと滑りますが、後半に“みずほ「イズム」の表れ”とか、 スライドの片隅に添えておくと盛り上がります。
コンサル用語061
◆「求心力と遠心力の両輪で」
意味:何かを為すときに2つのバランス良く絡み合いしていかねば、的な意味と思う
サイエンスっぽい言葉をビジネスに適用するセクシーさ、ここにありけり。
例文は、“組織や制度設計において、「求心力」=内への力(会社への←)と「遠心力」=外への力(会社からの→)が必要“ という意味。 〇〇と〇〇の両輪で、と使うはセクシーなので、覚えておきましょう!
コンサル用語062
◆直近3年でみると、「逓減してきた成長」
意味:増えているけど、増え方が減っているよ!、的な意味と思う
Twitter “外資系ポンコツ@戦略コンサル” さんに教えてもらった「逓減」
付記されたのが「成長していたとしてもその成長率が下がること、二回微分したら負」。
セクシーすぎる説明。“逓減?、そうそう、2回微分したら、マイナスな成長ってことよ”。
コンサル用語063
◆「一気呵成に」シェアを奪いに来た印象
意味:一筆で書ききるがごとく、短期間にぐわっとやるような、的な意味と思う
読み方は「いっきかせい」。Twitter “けん” さんに教えてもらった「一気呵成に」
Twitterで “いいね” を頂き、私も「一気呵成に」このシリーズを書ききりたい所存。
コンサル用語064
◆「閾値を超える」までが勝負
意味:結果が変わる一定水準=閾値を超える、的な意味と思う
読み方は「しきいち」。
一見努力していても結果に繋がってこないときに、“まだまだ、閾値を超えてないだろうね”とか、言います。
コンサル用語065
◆このMAは「銀の弾丸」(シルバーバレット)になる
意味:決定的な、変化をもたらす一撃、的な意味と思う
正直、これを聞いたとき、名探偵コナンの映画のタイトルかよ!と思ってしまいました。
調べると、“西洋の信仰において狼男や悪魔などを撃退できる” とのこと。
ということは、成長を加速化するというよりは、逆風が来るぞー!って時に、 使うとぴったり。
コンサル用語066
◆MAを評価する「通信簿」がマスト
意味:評価する仕組み、的な意味と思う
「評価をしましょう」というと嫌な感じがします。
ので、それをマイルドに、 それも定量というより訂正の〇×△くらいに、の意味を込めて「通信簿」と使ってました。
コンサル用語067
◆「地の利を生かす」
意味:戦後時代っぽいですが、業界や領域の知見・コネを活用する、的な意味と思う
あくまで「地」なので、企業としての武器=会員100万人とかではなく、 その業界に長くいるからこそある、政府とコネがあります、的な使い方のほうが良き。
コンサル用語068
◆「飴と鞭」
意味:ご褒美と罰をバランスよく与えること、的な意味と思う
これは、意味は知っていると思うので、省略
コンサル用語069
◆「北風と太陽」
意味:ご褒美と罰をバランスよく与えること、的な意味と思う
このために、「飴と鞭」をいれたのですが、飴と鞭だと、やや、罰則!のイメージが 強いため、開発されたといっても過言ではない言葉「北風と太陽」
北風=鞭=罰、太陽=飴=ご褒美。
コンサル用語070
◆「一頭地抜いている」
意味:他人よりも優れていること、的な意味と思う
これも好きなヒトが多いのではないだろうか。
“営業の横井は「一頭地抜いている」” とか、評価で書けると、いいですね。
コンサル用語071
◆「成果なき繁忙」
意味:結果がでないのに、やたらと忙しサマ、的な意味と思う
使い方的には、“営業組織が「成果なき繁忙」にハマっている”とか、使う。
コンサル用語072
◆「大義名分と裏目的」
意味:大義名分と裏目的、的な意味と思う
これは使い勝手のいいフレーズ。
人事制度など「表向きは給料アップだが、実質はリストラ」 というように言いたい時に、「大義名分と裏目的」と使うと良き。
コンサル用語073
◆事業拡大の「アキレス腱」
意味:アキレス腱=脆いけど、大事なトコロ、的な意味と思う
使い方は “本事業の3つ「アキレス腱」” という感じ。
コンサル用語074
◆「源泉」
意味:源泉、的な意味と思う
これは意味はそのままなので、使い方を覚えておくと楽。 競争優位性の「源泉」、利益創出の 「源泉」など。
コンサル用語075
◆営業組織の「体質改善」
意味:表面的だけではなく、根本的に直す、的な意味と思う
ただの改善ではなく、根本的に!という意味を込めたい時には、 使い心地。
コンサル用語076
◆最初に動くことの「旨味」
意味:すぐじゃなく、噛みしめると出てくるメリット、的な意味と思う
あえて表現すれば、「後からくる利」に近いイメージ。
コンサル用語077
◆「ボタンの掛け違い」
意味:本来はぴったし/そうはならないはずだったのに、なっちゃった感、的な意味と思う
BCGのパートナーの桜井さんから卒業時に貰った言葉=「ボタンの掛け違い」で離れてしまったのが、もったいなかったです」。あの頃の僕は、本当に問題児だった。
コンサル用語078
◆「外科手術」が必要
意味:抜本的な、生死を分けるような、改革、的な意味と思う
コンサル用語のお手本のような使い方。 文字なのに、絵が浮かぶ。そして、血が出る・重症・100%成功は無い、など、 言葉にすると長くなるのを一言「外科手術」で表現している点。
コンサル用語079
◆変革の「手綱を引き締める」
意味:組織、団体の統率が緩くならないように引き締める、的な意味と思う
「手綱を握る」はよく聞くが、「手綱を引き締める」はあまり聞かないと思いますので、 覚えておこう。
コンサル用語080
◆プライオリティは「面をおさえる」こと
意味:客単価ではなく、顧客数に軸足を置いて、広げること、的な意味と思う
この言葉はセクシー。
使い方は“まずは、「面をおさえる」。その後、"提供価値→単価アップへ" という感じ。
コンサル用語081
◆「二律背反」をどう切り抜けるか
意味:ある意味、矛盾していることが含まれたお題だよ、的な意味と思う
使い方は “新規投資は縮小だが、新規事業は継続的につくるという「二律背反」への挑戦”。
PWCのMA部隊で活躍するSMから教えてもらった。
コンサル用語082
◆新規事業は「千3つ」の世界
意味:1000分の3から転じ、途轍もなく確率が低いこと、的な意味と思う
これは新規事業のみに使うと思いますので、「M&Aの成功確率は千3つ」は、おかしいかもしれません。
コンサル用語083
◆「一足飛びにはいかない」
意味:階段をすっとばし、バババとは進まない、的な意味と思う
使い方は色々できますよね。
“ブランドを確立するのは「一足飛びにはいかない」”
“Twitterフォロワー一万までは「一足飛びにはいかない」”
コンサル用語084
◆「あご、あし、まくら」
意味:あご=食事、あし=交通費、まくら=宿泊費の3セットのこと、的な意味と思う
IGPIのスーパーエースから教えてもらった「あご、あし、まくら」
「衣食住」の、ビジネス&出張バージョンと言ったところでしょうか。
"使い方は“講演料は、「あご、あし、まくら」を含みます"
コンサル用語085
◆「合成の誤謬」
意味:ミクロでは正しいがそれを積み上げたマクロは必ずしも正しくない、的な意味と思う
完全な経済学用語。
コンサル用語086
◆「マーケティング文脈」
意味:マーケティングの観点、コンテキスト、的な意味と思う
ベンチャー企業の方とかが、良く使うイメージの言葉。 〇〇文脈という使い方で応用は可能です。
コンサル用語087
◆「穴のあいたバケツに水を注ぐ」
意味:穴のあいたバケツに水を注いだ場合と同じようなことが起きますよ、的な意味と思う
英語でいうと、「リッキー・バケット」というみたい。
マーケティング文脈や、新規事業文脈でも使えます。
下記を合わせて、勉強して頂けると、 分かりやすいかと思います。
コンサル用語088
◆コンセプトの「輪郭を規定」
意味:ほわっとしたことを決める上で、枠組み・型・要件などを決める、的な意味と思う
ブランドやコンセプトなど、ソフトなプロジェクトの場合、キーフレーズになります。
「輪郭」っていうと、中身は決まってないけど、すごい決まった感する、素敵な表現。
コンサル用語089
◆成長の「踊り場」
意味:ぐいぐい伸びていた成長が停滞しているサマ、的な意味と思う
これは一般的に使いますよね。
使い方は “御社は売上成長の「踊り場」に来ており、カンフル剤が必要”。
コンサル用語090
◆「対症療法」
意味:表面的な現象に対して、打った打ち手、的な意味と思う
コンサル用語078で紹介した「外科手術」の反意語っぽいのが、「対症療法」
使い方は “今までの御社の施策は「対症療法」であり、もう一歩踏みこんだ「外科手術」が 必要である”。
調べると、本当の反意語は「原因療法」なのですが、語感がピンとこないので、僕は外科手術の表現が好き。
コンサル用語091
◆「夜明け前が一番暗い」
意味:成果が実った!と叫ぶ直前が一番ツライが希望を持って頑張れ、的な意味と思う
顧客の推移などを書いたグラフで、補足する文字として「夜明け前が一番暗い」など書くと、 セクシー。
コンサルも立ち上がる直前が一番ツライ。立ち上がれば、その後、ウルトラ楽しいですよ、まさに「夜明け前が一番暗い」。
コンサル用語092
◆新しい組織を「規定する7つの要諦」
意味:組織・制度制度を検討する際の論点/項目、的な意味と思う。
セクシー中のセクシーな表現。BCG日本代表、杉田さんが使っていて、痺れた記憶。
これと、これと、これと、これと、これと、これと、これとが決まれば、組織が決まる! というのをシャープにいうと、新しい組織を「規定する7つの要諦」。
コンサル用語093
◆「縮小均衡に陥る」
意味:コスト削減など短期的な利を取ると、結果、全体だと小さくなる、的な意味と思う
経済学用語でしょうか「縮小均衡に陥る」。
コンサル用語094
◆「ピアプレッシャー」
意味:同僚との競争による圧、的な意味と思う
コンサル時代はやはり、同期より早く昇進したい!と思い、競争的なことをしていた。
これこそが、「ピアプレッシャー」
でも、そんなとき、当時、BCG日本代表の水越さんはこういった、 「競争するのは過去の自分だけだよ」
コンサル用語095
◆成長に向けた「竹で言う節」をつくる
意味:様々な困難にしっかりと立ち向かう為の(組織的な)基盤を整える、的な意味と思う
ADLのスーパーコンサルから教えてもらった、お言葉。
竹の節には2つの特性、強さがある。
① 強風を受けても、折れにくくなる
② 節が無いとまっすぐ成長しない
それを転用した、セクシーすぎる言葉。
コンサル用語096
◆「将を射抜くならまずは馬から」
意味:一足飛びに目標に行かず、達成のために周りを攻めよう、的な意味と思う
これも使いやすい言葉。目標に向けて、一見、遠回りだけど、実はそっちをやるべき!
というのをメッセージしたい時に、「将を射抜くならまずは馬から」
コンサル用語097
◆「解像度をあげる」
意味:具体的にする、細かく詰める、的な意味と思う
これは最近ではよく聞きますね。
コンサル用語098
◆「粒度が荒い」
意味:検討の仕方、ロジの詰め方などが大雑把である、的な意味と思う
使い方は “この検討、「粒度が荒い」からさ、もう少し、粒度を細かく”
コンサル用語099
◆「コンサル用語」
意味:僕が出会った&集めた、セクシーな言葉、的な意味と思う
いかがでしたか?「コンサル用語」
コンサルに限らず、皆さんに使って頂ければ、最高です。